「重要事項」の内容とは?
(回答)
一定の形式的な事項が法律上規定されています。
宅地建物取引業法35条1項に記載されています。
<「重要事項」の内容>
・物件の表示
・当事者
・登記事項
・用途,利用制限
・ライフライン(水道・電気・ガスなど)
・不動産の形状・構造
・契約の種類と期間(賃貸の場合)
・更新に関連する情報(賃貸の場合)
・解約予告に関する情報(賃貸の場合)
・契約解除に関する情報(賃貸の場合)
・損害賠償,違約金
ローン特約などが典型例
・敷金・保証金
・宅地建物取引業者の報酬額
仲介手数料の金額など
・管理の委託先
<判例紹介>~建物の基本的な安全性~
○別府マンション事件
建物の建築主から、当該建物を購入した買主等が、
鉄筋の耐力低下等の瑕疵があると主張して、その設計・
建築工事施工業者に対し、
「建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵」には、
生命、
放置するといずれは居住者等の生命、
することになる瑕疵も含まれるとされた事例
(最高裁 平成21(受)1019 損害賠償請求事件 判決日:平成23年07月21日)
全文→http://nichijuken.org/pdf/