騒音1

大きな道路に面していたせいか、思っていた以上に騒音が激しかった。
家主に苦情を言うと、「室内まで下見して契約したのだから、
我慢してもらうしかない」と言ってきた。
家主の主張を受け入れるしかないのでしょうか?

(回答)

「騒音問題」は解決の非常に難しい問題です。

隣接する入居者からの騒音ではなく、交通騒音の場合には、
建物の屋内における騒音基準が定められており、
昼間(午前6時~午後10時)は45デシベル以下、
夜間(午後10時~翌朝6時)は40デシベル以下となっており、
これらの基準を上回れば、家主との関係ではなく、行政との関係で、
基準を守るように訴えることができます。

しかし、逆に言えば、行政を相手にするということは、
家主に責任はないということですので、
家主に責任追及することはできないということになります。
つまり、「交通騒音」問題としてしまえば、解決がしにくくなってしまいます。
そこで、見方を変えて、家主と交渉しなければなりません。

つまり、家主が、大きな道路際を承知で建物を建てたわけですから、
道路に面した部屋には、遮音性能の高い窓ガラス・サッシ(エアタイトタイプの2重サッシなど)を
設置すべきだということで、もし、窓ガラスがふつうのガラスであれば、
遮音性能の高い窓ガラス・サッシに交換してもらうように交渉してはどうでしょうか。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です